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「そろそろ、その物騒なものを下ろしていただけませんか」
「ああ、忘れてた」
彼の背中に当てていた銃のサイレンサーを外し、カチャッ、と拳銃囊に仕舞う。
打つ気は無かったが、一応サイレンサーはつけていた。
暗い廊下だが、僕はまあまあ目が良い為、彼が何かすれば必ず分かる。
「面倒だしここで聞くよ」
「聞く、とは？」
「水臭いな、ライ。いや、今は赤井秀一って呼んだ方が良い？」
「、、、、、、」
「おい、こっち見ろよ。別に僕は君の正体を組織にリークしたりなんてしないさ」
「、、、久しいな、チャペル・ヒル」
「その声やめてくれる？知らない声でコードネーム呼ばれるのゾワゾワする」
僕がそう言うと、赤井は首元の変声機を切った。
「それで、何の用なんだ？」
「いや、ただ君の正体を暴きに、、って感じかな。ああ、降谷には言わないでおくよ」
「そうしてくれ」
意外とあっさりだったな。
そう思い踵を返そうとした。
ｶﾞﾁｬ
「あらあらー！お客様？」
「時間があるなら、紅茶でも飲んでいって下さい」
扉が開き、女性と男性の声がした。
「え」
「この家の家主です」
「妻でーす♡」
え、家主、、、、つまりコナン君、、いや、工藤君のご両親、、、？
一人困惑していれば、女性が僕の手を引き、リビングへと連れられた。
「ささっ、座って下さい！」
「ぁ、ハイ」
言われるがままに座り、女性は紅茶の準備をし出す。
男性は僕の向かいにあるソファーに座った。
「えっ、、と、、、名前を伺っても？」
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作者名：co2 | 作成日時：2022年5月7日 0時
