133 喫茶 2。 ページ33
読んでいない方は、「警察学校六人。〔番外編 2〕」の「69 喫茶。」を先に呼んでください。
ただの日常の話〜
_____
no-side。
「Aさーん!ここわかんない!」
「ん、どれ?」
「これなんだけどー」
鎖骨が出るくらいの白のニットTシャツの上にエプロンを付けた藤原は、甘い声でそう言う女子高生へと歩み寄った。
「ああ、これはね_____」
藤原Aは、またポアロの手伝いとして来ていた。
「あ!だからこうすれば!」
「そう。正解」
柔らかく笑う藤原を、二人の女子高生はうっとりと眺めた。
「Aさん頭いい!」
「そう?」
見ての通り、あれからモテモテである。
「A、これ頼むー」
そう藤原に声をかけたのは緑川唯こと諸伏景光。
「了解」
藤原は緑川の元へ行き、注文された品を受け取った。
「お待たせ致しました」
「あっ、ありがとうございます、、!」
女性客のみならず、藤原の笑みでオチる男性客も数知れず。
だが、藤原も暇な場合の手伝いなので、めったに見られることはない故に、かなりレアリティの高いものになっていた。
カランカラン
「あら、コナン君!」
榎本がそう言い、藤原がそちらを向く。
「あっ、Aさん、、久しぶりにお手伝い?」
「うん。安室サンが忙しいらしいから今日だけ来てくれないかってね」
「そうなんだー!(警察官三人いる喫茶店とか、、、)」
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作者名:co2 | 作成日時:2022年5月7日 0時