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no-side。
「皆来るな!!!!」
藤原が声を張り、皆の足が止まる。
「っせめて一人だけでも殺してやる!!」
カランッ
男の手から放られたのは手榴弾。
「手榴弾だと!?」
「Aっ!!」
地面で跳ね、宙に浮いたそれを藤原は倒れ込みながら手で受止め、高く投げた。
それでもかなりの至近距離にある手榴弾。
「(助からないかっ、、!!)」
「いっけえええぇぇぇぇ!!!!」
突如響いた少年の声に、藤原は目を見開く。
勢いを持って空気を貫いたサッカーボール。
そのサッカーボールは手榴弾を更に上へと弾き、軌道を逸らした。
ドンッ
爆風を受け、身体が壁に打ち付けられる。
「(痛った、、、、けど、致命傷まではいってない)」
「さっすが、、_____」
「Aちゃん!!」
「Aさん!!____さ_!!」
「_____!!」
「(寝たい、、、)」
・
津外響side。
「パパッ!!ママッ!!」
涙を浮かべて中から出てきたのは、俺の娘、
「マヤ!!」
「心配したのよっ!!」
「本当に、、、無事でよかった、、、」
妻とマヤを抱きしめる。
「怪我はない?」
「うん、、!お巡りさんが助けてくれたの、、!」
「Aさんっていうひと!」
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作者名:co2 | 作成日時:2022年5月7日 0時