117 眠りの。 ページ17
「あ、蘭ちゃん」
「あ!Aさん!」
松田に呼ばれて来たとある殺人事件の現場。
「どうしてここに?」
僕がそう問えば、彼女は苦笑しながら言った。
「みんなでここにご飯を食べに来てたんですけど、途中でこんなことになっちゃって、、、」
「そうなんだ、それは残念だったね、、、」
ま、隣の子が事件引き寄せる体質だし、、。
蘭ちゃんの隣にいるコナン君に目を向けると睨まれた。
君はなぁ、、、、。
「Aさんこそ何でここに?今回は組織犯罪じゃないよね!」
「まあねー、松田が僕の頭を貸してほしいって言うから♡」
可愛いやつだよホントーとコナン君に言うと、背後から頭を叩かれた。
ベシッ
「んなこと言ってねぇよ。テメェの見解を聞きてぇつっただけだ」
「松田」
と、その後ろの方は、、、、。
「お父さん!」
ニヤ
「(Aさん、サイレントの顔だ、、、)」
「、、、やっぱり、蘭ちゃんのお父様、、、眠りの小五郎ですか」
「え"っ、、お、お美しい方だ!その通り!!私は名探偵、眠りの小五郎です!!」
「、、、柴さんが言っていた通りの方だ」
「?Aさん、何か言った?」
「いや、なんでも」
毛利小五郎。
現在は眠りの小五郎と称され、名探偵として活躍している。まあその謎を解き明かしているのは大体コナン君なのだが。
柴さんから聞いたことがあった。とても面白いひとだと。
まだ探偵として活躍していない時代、つまり警察官時代に、彼と柴さんは面識があったらしい。
狭いものだ、世間は。
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作者名:co2 | 作成日時:2022年5月7日 0時