ｓｃｏｒｅ８. ページ8
藤ヶ谷side。
ジャン！と耳に流れた最後の音で踊りを止め、私は荒くなった呼吸を整える。
暑くなった体を冷やそうとリンクを一周しようとしたところでその存在に気がつく。
「佐久早？」
小さく呟いて、彼の元に行く。彼はいつもの通り、すました顔でこちらを見ていた。
「、、、練習早く終わったから見に来た」
「なんか照れるね」
にぱ！と笑みが溢れる。
そうしていると、佐久早の隣からひょこりと誰か出てきた。
「君が藤ヶ谷さん？」
丸い眉毛が特徴的な長身の男子は、元気よく私にそう言った。
「うん。君は？」
「オレ、古森元也！佐久早のいとこで、男バレのリベロやってる！」
「よろしく！」と人の良さそうな笑みを見せる彼は、私の想像するリベロとは少し違っていた。
「、、、古森は、元々アウトサイドヒッターだったんだけど、今は色々あってリベロ」
佐久早が察したようにそう言ってくれたが、アウトサイドヒッターとは、、、？バレーは何となくしか知らない。
まあ、色々あったんだな。(完結)
「わかんないけどわかった」
「ぶはっ！」
少し話した後、私はまたリンクへ戻る。
話して気が紛れた。
この前失敗したとこ、いこう。
＿＿＿＿＿♪
「(インスリー)」
ｼｬｯ
ﾀﾝｯ！
4回転トゥ！
「＿＿＿＿＿」
ｼｬｯ
成功！次！
「(3回転アクセル！！)」
氷を踏み切る。
ﾀﾝｯ
ひゅ、と体が空気を切る音がした。
1
2
「(3)」
ﾀﾝｯ！
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co2(プロフ) - 氷咲＠氷珀さん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言ってくれてとても嬉しいです、、、！！最近更新できていませんがまた次回ができ次第更新しますので、是非見てやってください！！！ (3月12日 22時) (
レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
氷咲＠氷珀(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。最近佐久早聖臣が気になってサイト内を放浪していましたが、作者様が書くストーリーが癖に刺さりました！更新楽しみにお待ちしています。 (3月11日 19時) (レス) @page13 id: b0b4af51b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年12月16日 16時
