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佐久早side。
次の日。
今日は明日の朝に全校集会があるらしく、先生方がその準備をするために部活が早く終わった。
挨拶をして、俺は古森と体育館を出た。
「で、どうなの?、、藤ヶ谷さん?とは」
「どうもこうも、何も無い」
俺は古森にそう事実を返す。
「つまんねーの!藤ヶ谷さんはなんの部活入ってんの?大体の部活まだやってるだろうからこっそり見に行こうぜ!」
そう言われて、アイツが氷の上を滑る姿を想像した。が、あまり想像がつかない。
「、、、、、」
俺は帰り道と真反対へ足を向けた。
「お!意外と乗り気じゃん!」
古森も勝手に着いてきた。
すぐそこにあるスケートセンターに入ると、大人がちらほら、小さな子もまたちらほらと、疎らな人の数。
リンクが囲われている透明な壁みたいなところからリンク内を見る。
滑っている人は少なくて、意外とすぐに見つけられた。
「!」
びゅん
そんな効果音が付きそうなくらい勢いのついた加速。アイツが滑った後が、削られて舞った氷の粒で輝いていた。
「うわあ、すげー、、、!」
スイー...
後ろで踏み切る。
タンッ!
「(三回転、、、)」
シャッ
綺麗に着地した彼女。それでも気を緩めずに腕を下げないようにしていることが分かった。
「(綺麗だ、、、)」
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co2(プロフ) - 氷咲@氷珀さん» 初めまして!コメントありがとうございます!!そう言ってくれてとても嬉しいです、、、!!最近更新できていませんがまた次回ができ次第更新しますので、是非見てやってください!!! (3月12日 22時) (レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
氷咲@氷珀(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。最近佐久早聖臣が気になってサイト内を放浪していましたが、作者様が書くストーリーが癖に刺さりました!更新楽しみにお待ちしています。 (3月11日 19時) (レス) @page13 id: b0b4af51b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:co2 | 作成日時:2023年12月16日 16時