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no-side。




「部活終わり?」


「そう」



藤ヶ谷が佐久早へ駆け寄ろうとすると、佐久早が手のひらを見せて制止した。




「?、、、、ああ、ちょっとまって」



藤ヶ谷はカバンからアルコール消毒のスプレーを取り出し、全身にかけてから手にも念入りにすり込んだ。




「、、、及第点。次からは除菌シートも持っといて」


「はーい」




そうして、やっと佐久早の隣に並んだ藤ヶ谷。




「佐久早家どっち?」


「そっち」

「あ、同じ。途中まで一緒に帰ろ」

「ん」




除菌さえすれば普通素直だな、、、と思ったのは藤ヶ谷だけでは無いはずだ。



「(断られるかと思った、、、)」




少しでも受け入れてくれたことが嬉しくて、藤ヶ谷は幼い頃に拾った野良猫を思い出した。

拾った当初は警戒心MAXな猫が次第に慣れてくる。という感覚と同じなことに気がついた。






「それ、転んだ?」



隣を歩いていると、佐久早が藤ヶ谷の腕に視線を遣った。



腕捲りされた左腕には痣。




「そう。さっき、練習中に派手にすっ転んだんだ。布擦れる度にひりつくから捲ってる」



「痛そ、、、」




もう既に少し青くなっている痣。




「もっと上手に転びたかった、、、、」


「上手に転ぶ、、、、?」



佐久早は藤ヶ谷を不振な目で見た。


「初心者の頃に言われることが多いんだけど、怪我をしない為の転び方があるんだよ」



藤ヶ谷は佐久早を見て笑った。






「転ぶことを恐れない選手が一番の選手だ。フィギュアスケートでは、どれだけ平気な顔をして立ち上がれるかが重要なんだよ」

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設定タグ:ハイキュー , 井闥山学院 , 佐久早聖臣   
作品ジャンル:アニメ
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co2(プロフ) - 氷咲@氷珀さん» 初めまして!コメントありがとうございます!!そう言ってくれてとても嬉しいです、、、!!最近更新できていませんがまた次回ができ次第更新しますので、是非見てやってください!!! (3月12日 22時) (レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
氷咲@氷珀(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。最近佐久早聖臣が気になってサイト内を放浪していましたが、作者様が書くストーリーが癖に刺さりました!更新楽しみにお待ちしています。 (3月11日 19時) (レス) @page13 id: b0b4af51b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:co2 | 作成日時:2023年12月16日 16時

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