ｓｃｏｒｅ３. ページ3
藤ヶ谷side。
フィギュアスケート。
それは氷上でステップ、スピン、ジャンプを組み合わせて音楽に合わせて滑る競技だ。
それはままならないもので、私たちフィギュアスケートの選手は、そのままならない場所での1分1秒を制するために日々研鑽している。
私は、オリンピックに出場するようなプロフィギュアスケーターになり、メダリストになりたいと夢見ていたが、親の反対で諦めかけていた。
そんな中、今通っている井闥山学院から声がかかった。有難いことに、この学校はスポーツに力を入れており、加えて、学校のすぐ近くにリンクがある。
「A！おはよう！」
「おはよー」
だから、この学校生活は気に入っている。
「ねえ！今日の数学小テストあるって知ってた！？」
「知ってた。話聞いてなかったの？」
「聞いてねーよーーー！！やばい！！」
基本的に平和な学校生活。
二年生の私は、入学当初の不安も忙しなさもなく、かといって、受験生の苦難もなく、という時期だ。
「やばい！全然できなかった！！」
「可哀想に」
授業を受けて、昼休み。私はスケート靴が入った袋を手にして、日陰になるベンチに座った。
靴を取りだして、刃をしまっているエッジカバーを外す。
袋に一緒に入れているアルコール消毒のスプレーとタオルも取り出して、スプレーのキャップを取った。
刃にシュッ、シュッと吹きかけ、丁寧に拭う。ブレードの側面を覗き込むと、自分の顔が映りこんだので満足。
「藤ヶ谷さんも潔癖だったりすんの」
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co2(プロフ) - 氷咲＠氷珀さん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言ってくれてとても嬉しいです、、、！！最近更新できていませんがまた次回ができ次第更新しますので、是非見てやってください！！！ (3月12日 22時) (
レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
氷咲＠氷珀(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。最近佐久早聖臣が気になってサイト内を放浪していましたが、作者様が書くストーリーが癖に刺さりました！更新楽しみにお待ちしています。 (3月11日 19時) (レス) @page13 id: b0b4af51b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年12月16日 16時
