7 潔世一(エゴイスト)。 ページ7
人数の話しないでーッッッ
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三間side。
少し前の話になる。
潔と出会ったのは、二次選考の終わり。各チームが集まり、顔合わせとなった時だった。
「女子がいるって本当だったんだな、、、」
「美人〜、、、ちーっとオハナシしてこようかな」
周りから視線を感じながらも、私はその場でひたすら耐えていた。
なんで女子が、、、って思ってるかもしれないけど私も知らないよ!!あのメガネに聞いてくれ!!!
「女の子ー?名前何?」
背後からそう聞こえて恐る恐る振り返ると、そこには私を見下ろす、褐色肌で、金髪にピンク色のグラデーションの髪をした男。
「(だ、だれ、、、こわ、誰、、、???)」
困惑状態でワタワタしていると、彼は面白そうに私の顔をのぞきこんできた。
「な、ま、え!聞こえてまちゅかー?」
「あ、あー、、、三間A、です」
「ふーん、Aちゃんね、、、、」
あ、なんか意外と話せそうなひ
ヒュン
「ッッッ!!!!!」
とぉぉぉ!!!!じゃねえな!!!!
油断しきっていたら、顔横スレスレに足が飛んできた。咄嗟に避けて顔面は無事だった!!
「ありゃ、外れた」
「な、なに、、、」
顔を歪めてそう言うと、彼はけらけらと笑って見せた。こんの、、、、。
「オレなりの品定めー!これで他の男に泣きついてたりする女だったらマジつまんねーっしょ?」
「だからって顔面行くか???」
これじゃあこの男、士道龍聖との出会いについてみたいになっているけれど、
「おい!何してんだ!!」
ここからだ。このエゴイストと出会うのは。
「何って、2回も言わせんなよ、品定めだっつーの」
「意味わかんねえし、当たってたらどうすんだよ!」
わ、いい子〜〜!!ブルーロックに来てから初めてこんないい子と会ったかも〜〜!
そう思っていたこの時期の自分を殴りたい。
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作者名:co2 | 作成日時:2023年10月9日 22時