3 情緒、、、。 ページ3
三間side。
「おはよー」
朝。
食堂に集まるいつもの面々にそう声をかけると、彼らはこちらを見て、清々しい朝の挨拶を返してくれた。
「Aちゃん、今日は来るの遅かったなー?」
「わはは、、、昨日読み始めた本が面白くて、少し夜更かししてしまって、、、」
「ちゃんと寝ないと駄目だよ?」
「睡眠、大事、大事」
氷織、黒名、雪宮と朝ごはんを食べながら談笑していると、どん、と背中に衝撃。
振り返ると、無意識のうちに「げ」と声が漏れた。
「わり、チビすぎて見えてなかったわ」
双葉がチャームポイントのエゴイスト、潔世一。
こいつさ!!!二次選考までふつーに接してくれてたのにさ!!!三次選考になった途端にこんなんになったんだけど!!!!
「(私なんかしたっけ!!??)」
そんな中でもわざわざ隣に座ってくるのは、いつでも嫌味が言えるようにだろうか。
やなやつ!!!!
「夜更かししてまでなんの本読んでたんだ?」
「昔から好きな作家さんの新作!後で見る?」
「いいのか?」
「はっ、夜更かしなんてしてると更にチビになるんじゃねーの。気をつけろよ?」
「はは、絶許」
「いつからお前なんかが人をどうこう判断できる立場にあったんだ?」
「はー、お前はお前がルールの世界で生きてるかもだけど、それこそ勘違いだかんな」
「は?」
「あ?」
こうして始まる大乱闘。
いつも通りの物騒な朝である。(後でノアか絵心に怒られて終わる)
235人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:co2 | 作成日時:2023年10月9日 22時