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36 風舞高校弓道部。 ページ36

水景side。





「(入部届けなんて書くの中学以来だな)」



マサさんの言葉と、森岡先生の誘い、湊の決断。全ての事柄が揃って、私はやっと入部を決めた。



普段、マサさんの元に行く時しか定位置から動かなかった矢筒と弓を持って家を出る。





「あ!Aせんぱーい!、、、って!弓道部入るんですか!?」


「そうなんだ。中学のときは弓道部に入っててね。新設されて、入る気はなかったんだけど、友人が入部するって言うものだから」



二年生の後輩たちに話しかけられてそう答える。きゃー!と黄色い声が上がったのは、、何だ???




「あ、けどなんか、カッコイイ子を守るみたいに居る顔が怖い一年生がいるらしいですよ?」

「そうそう!私の中学の後輩が、部活見学でその子にガン飛ばされて入部辞めたって!」


「ほー、、、カッコイイ子にガンを飛ばしてくる怖い子、、、曲者揃いなのか」




私も彼のことを大して知っている訳ではないけど、、、湊、大丈夫かなあ、、、、。





「じゃあ、私森岡先生に入部届け出してくるから。またね」



「はーいっ!」









「三年三組の水景Aです。森岡先生はいらっしゃいますか」



職員室の扉を3回ノックしてそう言うと、少し遠くの席で、森岡先生が手を振った。



「、、、失礼します」




一礼して、森岡先生の席まで歩く。

辿り着くまでに、自分たちの席でパソコンを見ていた教科担任たちが話しかけたりもしてきた。



「水景!この前の小テスト、90点台はお前だけだったぞ!次回も頼むなー」

「水景さん、この前は提出物の回収ありがとう!これ、お礼としてあげる!夫と私の実家に帰省した時に買ってきたお土産!」



それに、「頑張ります」「構いませんよ。ありがたくいただきます」と返し、やっと森岡先生の前に立った。





「ほっほっほ、水景さんは生徒だけではなく、先生方にまで人気なんじゃのお」

「はは、一応首席合格でしたので」



私がニコリと笑えば、森岡先生も笑った。



「それで、水景さんが儂に用事ということは、、、、」

「はい」












「森岡先生。風舞高校弓道部に入部させて下さい」





私は入部届けを差し出してそう言った。

37 揺れた理由。→←35 はじまり。



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設定タグ:ツルネ , 二階堂永亮   
作品ジャンル:アニメ
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co2(プロフ) - 狩野さん» あああああありがとうございます!!!テスト頑張って下さい!!! (1月25日 23時) (レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
狩野(プロフ) - イラスト上手すぎませんか?えぇ、もうテスト終わったらまた二度見しに行きます (1月24日 23時) (レス) @page38 id: 3be235a1eb (このIDを非表示/違反報告)
狩野(プロフ) - ちょっと更新されてるんで一から見てきます(=゚ω゚)ノ (12月29日 0時) (レス) id: 3be235a1eb (このIDを非表示/違反報告)
co2(プロフ) - 狩野さん» ありがとうございます!!!そう言っていただけて嬉しいです!!!最近全く更新してなくてごめんなさい!!また時間がある時に更新できるように頑張りますので、引き続き本作品をよろしくお願いします!!! (12月23日 19時) (レス) id: 998bc1c937 (このIDを非表示/違反報告)
狩野(プロフ) - 凄く見たいです続きが、なんだろう夜中の深夜まで見続けたの初めてです‥ストーリーの書き方も上手くて本当凄い… (12月20日 2時) (レス) id: 3be235a1eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:co2 | 作成日時:2023年8月7日 2時

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