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水景side。
「A先輩！」
「凄かったです！」
男子たちは控えに入ったらしい。
女子三人が私に駆け寄ってくる。
「A先輩、、、？」
返事をせず、俯いたままの私に、梨可が心配そうな声を出した。
「＿＿＿＿＿っ、、、はー、、、」
ぐぐ、と乃愛の肩に頭を押し付ける。
「へっ！？A先輩、、、！？」と驚いた声を出す乃愛。
「めっちゃ緊張した、、、、」
か細い声でそう呟くと、乃愛は私の背に腕を回して、梨可とゆうなも抱きしめてくれた。
「応援ありがとー、、、すっごい助かった、、」
マサさんが心配で、それでも、彼女たちの応援に引っ張られるようにして、自信を持って引けた。
「とても綺麗な射でしたわ。A先輩」
「うんうん！」
「かっこよかったです、、、！」
「みんな好きー、、、」
少し涙が出てしまった。かっこ悪い。
・
落ち着いてから男子の団体戦を見に行く。
「(目元赤くなった、、、)」
「どうなるかと思ったけど、みんな結構しっかり引けてるね！」
「うん！」
三巡目、湊が外す。
「、、、、今ので三巡したね」
「ですね、、、いつもくらい？」
「いいえ、、、少し少ないですわ」
「やっぱりそうか、、、」
「はい。予選から後は、平均して十六中くらいはとれるようになっていましたの。けれど、既に五射外してますわ、、、、」
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作者名：co2 | 作成日時：2023年7月2日 23時
