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水景side。
三巡目。
小野木は先陣を切る。行く手を示し、後の四人がそれに続いていく。
五人の弓が、光を受けてきらりと反射した。
ﾄｽｯ
そのとき、桐先の中が外す。
「とうとう外したか、、、これまで全射的中で来てたのになあ、、、」
、、、今外した中、、早打ちにしては、、、。
そんなことも思ったが、気にしている暇はない。引っ張られたのか、山之内も外してしまう。
「おっと、、、！」
「引っ張られたか、、、！」
「大丈夫だよ。彼なら、次は中てる」
竹早が中てる。空気が引き締まった。
「よーし！！」
ﾄﾝｯ！！
如月も中てる。良い空気感だ。
「「よーしっ！」」
そして、落。
ｽﾊﾟﾝｯ！！
ぐぐ、と圧力のようなものを感じる藤原の射。
それでも、
ｶｧﾝｯ！！
「！」
湊の弦音が＿＿＿＿＿。
ｽﾊﾟﾝｯ
「よーし！！」
「珍しい、、、愁がムキになるなんて、、、」
四巡目。
小野木が中て、本村も中てる。皆中となり、二人へ拍手が起こった。
「よーし！！」
桐先の中が再び外す。
「だぁっ、可哀想に、、、！十七中か、十八中レベルの戦いだから、一気に厳しくなったな、、、」
ﾀﾝｯ！！
山之内も、立直して中ててきた。
「よーし！！」
ﾀﾝｯ！
竹早も中てる。
「よーし！！」
ﾄｽｯ！
「如月が外したか、、、」
「っ、もー見てられない！」
「結果は、落の二人で決まる、、、、」
「でも、桐先は鉄壁の藤原愁と、うちは早気気味の鳴宮くん、、、」
不安そうな顔の三人に、西園寺先生が言った。
「お嬢さん方。ひょっとすると、ひょっとするかもしれませんよ？湊は的を見ているけれど、愁はそうじゃないから、、、」
「(ムキになってる、、って、そういうことか)」
＿＿＿＿＿大丈夫だ。俺はもう揺るがない。
彼の瞳から、そんな言葉を感じられるような気がした。
「＿＿＿＿＿ああ、、、君は、、、、」
そう、そうだった。
彼は
「(酷く、美しい会をするんだったね)」
ｶｧﾝｯ！！！
ｽﾊﾟﾝｯ！！
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作者名：co2 | 作成日時：2023年7月2日 23時
