弦なき弓に羽抜け鳥。2【ツルネ】 (ページ2)

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水景Aはまだ高三だよ！！子供！！！

＿＿＿＿＿

「皆、小学生の時、中学生ってどう見えてた？もっと言えば、高校生って、物凄く大人に見えてなかった？」

「でも、実際に今の僕らはどうだろう。あの頃見えていたような、大人になれたと思う？」

「僕らが大人だと思っている人達、、、両親や先生も、きっと僕らが思うほど大人じゃない。それは、きっと滝川さんだって、、、」

「マサさん、、、」

「それってトミー先生も？」

「いや、あの人は妖怪だから別」

「A先輩は？凄い大人に見えるけど！」

「＿＿＿＿＿、、、そうだね。A先輩も、きっとそうだよ」

・

水景side。

それからまた数日過ぎると、マサさんは決心したような目をしていた。

あの五人に背中を押されたのだろう。

「さて、いよいよ明後日が県大会本戦だ。俺は個人的な用事で明日部活を休むが、、、」

「私たちのことは気にしないで、マサさんは自分のすべきことを。何かあっても、女子いるしね」

「男子のおしりを叩くのは、私たちでもできますし、、、」

「ビシビシやっちゃいますから！」

「任せてください」

女子三人は頼もしいね！

「それ、ちょっと怖いんだけど、、、？」

男子たちが少し怖がっているのがまた面白い。