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甲夜side。
「おつかれ」
帰ってきた五人にそう声をかける。二階堂は悔しそうな表情をしているかと思ったけど、意外と無表情だった。
まあ、それが本心じゃないのは知ってるけど。
「Aもな。言われたくねえと思うけど、二位おめでと」
「、、、うん。分かってるならそれでいーよ」
「、、、私あの時、いつもの中る射を維持しようとしてた。無意識に」
「だからまあ、負けてよかった＿＿＿」
「＿＿＿なーんて意地でも思ってやんないけど、」
「少しだけ、ほんのすこし、安心した」
「維持する。っていうことをしていれば勝てて、報われるっていう甘い幻想が砕かれて」
・
空が赤くなってきた頃、皆は先にバスへ向かわせて、私は自販機で飲み物を買っていた。
「はー、、、」
買った水を持って、疲れが残る足でバスまで向かおうとした。
「お姉ちゃん！！」
その時、後ろから聞きなれた妹の声が聞こえてきて、勢いよく振り返った。
「＿＿＿＿＿は、遥香、、、！？」
「なんで、、、というか、父さんと母さんは、、、」
「遥香！」
「急にいなくならないでくれ！」
「ごめんなさい！けど、お姉ちゃんにどうしても伝えたかったの！」
「かっこよかったよ！！わたしも弓道やってみたくなった！」
嬉しそうに、ワクワクしたような顔で遥香は言って、私の目は自然に見開かれた。
「お母さんも、お父さんも！」
遥香が二人にそう言うと、二人は少し気まずそうな顔で言った。
「、、、この間はあんなこと言ってしまってごめんなさい。私たち、あなたがわがままも、悲しそうにすることも少なかったから甘えてた」
「ああ、、、今日初めてお前の弓道の試合を見て、あれだけ真剣に弓道をやっていたんだな、って」
「まあ、、、ね。許すとか許さないとかはまだ難しいけど、一つお願い」
「ええ、、、」
「次からケーキは四人分買ってきてねー？私も甘い物食べたいなー」
「へ？」
遥香の肩に両手を添えて二人を見ると、二人は驚いたような顔をしたあと、柔らかく笑った。
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co2(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます！！最近更新できてなくてすみません！頑張ります！！ (7月23日 11時) (
レス) id: b65d87a630 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (7月20日 21時) (レス) @page19 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
co2(プロフ) - るつさん» あ"り"か"と"う"こ"さ"い"ま"す"！！そう言っていただけて嬉しいです！！頑張ります！！ (6月25日 12時) (レス) id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
るつ(プロフ) - 夢主ちゃんのサバサバした感じの性格…！どタイプすぎます！！💞神作品に出会いました…！！！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (6月24日 11時) (レス) id: b73383e552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年6月21日 0時
