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水景side。
エレベーターから二階堂が覚束無い足で出てきて、不破に支えられ、ゆっくり座り込んだ。
「(閉所、、、？いや、、あの顔は、)」
どこか嫌な予感がして、背に一筋汗が伝った。
「離せ、、、俺は」
「おい、ちょっと落ち着けって、、、！」
「何を焦ってるんだ、、、！」
二階堂が、小さな声で呟くのが聞こえる。
「叔父さんが救急車で運ばれたって、、、今」
「は」
喉から僅かな低い声が出て、私は目を見開いた。
二階堂の一言で、心が掻きむしられたかのような、激しく不快な焦燥が押し寄せた。
「大変だ、、、！！」
「分かったら退いてくれ、、、！！」
「だからって走って行くつもりかよ！一旦頭冷やせって！」
私は二階堂に進んで、目の前にしゃがみ込んだ。
「うるせぇｯ！！行かせ＿＿＿＿＿」
ﾊﾟﾝｯ
「永亮」
私は二階堂、、、、永亮の頬を、両手で少し強めに包んだ。
私だって、正直すぐに向かいたい。
けどそれは＿＿＿＿＿。
「んだよ！！離せよ！！」
ガッと手を引っ掻かれる。
それでも離してはやらない。
「、、、落ち着けって言ってるよね。多分、連絡先は君の叔母さんだろ。焦って動くなとも言われたんじゃないかな」
「ｯ！！」
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作者名：co2 | 作成日時：2023年6月12日 23時
