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二階堂は愛が重そう。


_____
水景side。




二階堂は私へ向いた。目元は、俯き気味で、前髪に隠れて分からない。






その時だった。







パシッ






「自慢の弓、引けないようにしてやろうか」






掴まれた手首。それに力が込められて、みしりと骨が軋みそうだ。





息を吸って、私は言った。









「いいよ」








自分でも意外なほどの落ち着いた声が出た。





「それで君の気持ちが治まるなら」














「はあ、、また話せなかった、、、馬鹿か、、、」




反省する。



結局あの後、二階堂は去っていった。



はあ、、遅気のことも伝えないとだな。








次の日。



男子は立ち順を入れ替えてやっていた。息合いについて煮詰まっていようだったけど、解決に近づいてきているようだ。



辻峰は、昨日以上にピリピリとしている。二階堂をイラつかせてしまって、申し訳なさを感じた。





「それじゃ間に合わねえだろ!!」





二階堂の怒声が道場に響いて、私も、他の皆もそちらへ目を向けた。





「負けたら終わりなんだよ!!」





「やめろ二階堂!とにかく落ち着けって、、な?」



それを不破が宥めている。二階堂は少し黙り込んだ後に、矢取りへと向かった。







「不器用だな、、、」

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設定タグ:ツルネ , 二階堂永亮   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:co2 | 作成日時:2023年6月12日 23時

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