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no-side。
「はぁぁぁ!!」
『言えばいいのに、引きずられたって』
『彼の望むことでは無い、か』
『(そういうことかよ、、、お前のリズムに乗ってやるよ、、、)』
「やぁぁぁッ!!!」
『人のために何かを必死に考えて言葉を紡ぐのは、とても大切だし良いこと。普通の人は滅多に出来ない』
『おしい、、、』
『いくら惜しくても、ハズレはハズレなんだ』
『_____真摯で前向きな矢だ。全く恥ずかしいと思わない』
「やぁッ!!!」
『_____敵わない、、、』
「はぁぁッ!!!」
『俺だって、勝ちたいんだ_____かっちゃんに、勝ちたいんだよッ!!!』
『(みんな、先輩の話を聞くのを楽しみにしてて、先輩のこと、大好きなんだよ)』
「やぁぁぁぁぁッ!!!!」
『弦音はね、同じ人が同じ弓を使っても、いつもいい音が鳴るとは限らないの!』
『弓を引くその人の気持ちが、音になるのよ!』
「(この夏は、とても楽しかった)」
・
水景side。
慰労会を終えて、暗くなった道を街灯が照らす。
「皆、気をつけて帰れよ?」
「はい!」
「あ、そうだ、静弥ほら」
これは、先程皆で言おうと伝えられていたことだ。
「滝川さん。今日はありがとうございました」
「ありがとうございました」
「これからも、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
皆がマサさんへ頭を下げる。
「、、、、マサさん、私も。ありがとうございました。遅気になった時、色々助けてもらったことも含めて」
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作者名:co2 | 作成日時:2023年6月12日 23時