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辻峰、会話のみになってしまった。
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「女子個人戦、優勝、風舞高校、水景A選手」
「全国高等学校、総合体育大会において当初の成績を収めたので、その栄誉を称え、これを賞します」
「おめでとうございました」
・
水景side。
「おめでと」
「ありがとう。表彰とか初めてだから緊張した」
「Aさん、おめでとーございます」
「不破もありがと」
「、、、、色々あったけど楽しかった、、、もう話せないかと思ってた君とも、こうして話せてる訳だし。すごい嬉しい」
「変わったのは彼らのおかげ。永亮君の場合は、不破含めたあの四人のおかげかな?」
「さあな」
「ふはっ、素直じゃないなー!不破、これからも永亮のことよろしく!」
「おっ、任せてくださいよー!コイツ自分の気持ちにも素直になれないお子様なもんで!」
「ちょ!おい不破!!」
「二人とも〜、そろそろ行くって〜」
「またね、永亮」
「、、、、A」
「また、おじさんとこ来いよ、、、」
「!うん。行く、、、!」
・
「柳瀬」
「っ、ん、ぐ、、、A、、、!っ、ぐ、、なんの用、よ、、っ」
建物の影で泣いていた柳瀬に、水景はゆっくりと歩み寄った。
「慰めにきたの、、、っ、、、?っ、んぐっ、、いらない、わよ、、、っ!」
「勿論。違うよ」
「ありがとう。どの試合よりも楽しかった」
水景の言葉に、柳瀬は目を見開いた。
「あなたはしらない、でしょ、、私たちの代、みんな、あなたに憧れてたの」
「!」
「佐瀬も、本村、も、、女子だって、みんな」
「あなたの射が、羨ましかった、、っ、、、」
「けして、藤原みたいな完璧なものじゃない、、、乱れることもある、、、だから、だから綺麗」
「悔しい、、けど、貴方とならんで引けたことが、凄く嬉しい、、、それも悔しいけどね」
「_____、、そっ、か」
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作者名:co2 | 作成日時:2023年6月12日 23時