検索窓
今日:27 hit、昨日:29 hit、合計:28,132 hit

72 ・ ページ26

no-side。




競射が始まり、一回目は同中。
これから二回目が始まる。




小野木 ○

山之内 ×

竹早 ○

如月 ○





結果は落の二人で決まる。




「(このシチュエーション、県大会の時と同じ、、、、頑張れ、湊)」






鳴宮は、今がずっと続けば良い。そう思った。





青い葉が、大きく風に舞う。






タンッ!!


ドンッ!





的に中る音と、外れて壁に刺さる音が同時に響き渡って、皆的の方を見た。





鳴宮 ×








どこか、誰か。
ある日の少年が、笑みをたたえていた。








水景side。




「おつかれ、皆よくやったな」



会場から出てきた五人に、マサさんは優しい笑みでそう言った。




「マサさ、」



海斗は、我慢していたのだろう涙を隠すために下を向いて、七緒が海斗にタオルをかけた。



「っ、、、なんか分かったよ、自分がまだまだだってことも」


「俺も、、、でもさ、まだまだってよくない?」


目元を赤くした遼平へ、湊が言った。



「えっ、なんで?」


「まだまだ上手くなれるってことだし」



「湊はポジティブだね」


「ああ、"伸びしろが大きい"って言い換えることもできるな」



湊は弓を持つ手に力を入れた。



「マサさん、これからももっと教えてよ。俺、俺たちも頑張るから!」


「頑張る!!」

「な!」

「、、ん」



皆マサさんを真っ直ぐに見た。



「、、、ああ」



「俺だって、指導者としてはまだまだだけどな」


「伸びしろが大きいってことじゃないですか?」

「ふっ、頼りにしてますよ、部長殿」


「負うた子に教えられ。という言葉もあるし」





「リベンジか、、、楽しみだ。絶対応援行くよ」



「!A先輩、は、、、、」



「うん。卒業だから」



私がそう言うと、皆悲しそうに目を見開いた。



「え、そんな顔しないでよ」



「だ、だってぇ、、、!」


遼平がまた泣きそうな顔で言うから焦ってしまう。


「元々は君たち一年生の部活だよ!湊に誘われてなきゃ、本当はここで弓引いてなかったんだからさ」




「だからさ、頑張ってね。女子も来年、団体戦出られるといいね」




「っ、ありがとうございます!」

73 ・→←71 繋がりの一射。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:ツルネ , 二階堂永亮   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:co2 | 作成日時:2023年6月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。