検索窓
今日:19 hit、昨日:76 hit、合計:51,477 hit

9 ・ ページ9

水景side。




「よろしくお願いします」




竹早の声の後、5人の声が重なる。この時間から稽古なんて、流石弓道馬鹿だ。





「(やっぱり、この道場は空気が良いな)」





5人が弓を引く姿を眺めながら、私はこの弓道場の空気を吸い込んだ。





初めて連れてこられた時もそうだった。




『おばあちゃん、ここ、、、』




緑が綺麗で、磨き上げられた床に色を写していた。








タンッ






ぼーっとしていたら、山之内が矢を中てた音ではたと意識が引き戻された。




「綺麗な中りじゃないか」



的を見ると、その矢は綺麗に、しっかりと的に中っていた。



「まじか、、、、」



「これまでも中ってただろうが」



「それとは違うんだよ!自分で狙って、、ちゃんと中った感じ、、、、自分が自分で、ちゃんと中てた感じがしたんだ!」



「まずは射型を整えるところから始めてたからな」


「そんなもんすか、、、」



山之内が湊達に親指を立てて笑い、私の方にもそうやって笑いかけてきたので、私もそれに返してやった。










「全体的に前よりになるよね」

「引き分ける時の意識が足らねえ」

「俺、離の時ブレるんだよな」

「結局四射二中!」

「こっからっしょ」




5人の輪の中に混じって話を聞く。



「本当、お前ら弓馬鹿な」


「しょうがないだろ!好きなんだから!」





「なんで?」

「え?」





「なんで好きなんだ?」




「それは、、、、」

10 ・→←8 ・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:ツルネ , 二階堂永亮   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます!!拙い文ですが、引き続き見てやってください!! (6月12日 18時) (レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです!続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:co2 | 作成日時:2023年6月10日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。