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no-side。
「みんな、やってるかな?」
そんな会話をしていると、次は辻峰の顧問である塩崎が、保冷ボックスを持って入ってきた。
「おっ、ザキさんおつかれ!どうでした?」
「ふっ、アングラー歴25年は伊達じゃない!」
がちゃっと開いた保冷ボックスの中には、たくさんの魚が入っていて、皆驚いたような声を出す。
「おお!!」
「やるじゃんザキさん!」
「見事、、、」
「旬のものばかりですな!」
「君達にもお裾分けだ」
「あ、りがとうございます、、!けど、、、鳴宮くん、捌ける?」
「アジの三枚おろしが限界、、、」
「妹尾は?」
「そのうち捌ける様になりたいとは思ってたんだけど、、、」
水景は、視界の端で不破に肘で突かれている太田黒が見えた。
「あ、、、A先輩も料理するって言ってたよね。捌ける?」
「、、、私も捌けないかなー」
嘘である。
水景は料理が得意で、魚の捌き方も知っている。
「(けど、ここは恋する男子を応援してやるか)」
「おほん、、、」
「おほんっ!」
大きく咳払いをした太田黒は、自分が魚を捌こうかと提案した。それを支える様に、不破が、太田黒は寿司屋の倅だということを伝える。
両校、それなりに親しくなってきたようだった。
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co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます!!拙い文ですが、引き続き見てやってください!! (6月12日 18時) (レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです!続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:co2 | 作成日時:2023年6月10日 14時