検索窓
今日:3 hit、昨日:76 hit、合計:51,461 hit

35 ・ ページ38

水景side。






「でも、嬉しいですわ!」


「ん?」



「ほら、地方大会から暫くは、厳しい雰囲気が続いていたでしょう?」

「そうだねー」




「その節は本当、ご迷惑をかけました、、、ほら、かっちゃんも謝れよ!」


七緒に頭を下げさせられている海斗に「あははっ」と笑う。




「ホントよ!気付いたら仲直りしてて、それはそれで拍子抜けだったけど!」



「まあまあ、、これからも、応援させていただきます〜!」

「うむ、苦しゅうない!」




「私たち、次こそ公式で団体戦出るから!みんな協力してよね!」








「A先輩は、西園寺先生に憧れてるの?」



皆が談笑する中で、湊が私にそう尋ねてきた。




「うん、、、とても」



「さっきすごい緊張してたもんねー!」

「A先輩の赤面とか初めて見た」



恥ずかしいからやめてくれ、、、、。



「う"ー、、、だって、すっごい好きなんだ、あの人の射」


「まあ、A先輩の気持ちも分からなくはねえ。憧れの人に見られるってのは緊張するし」

「海斗分かってるー」









皆十分に食べてお腹いっぱいになったところで、マサさんが縁側から戻ってきた。



「お、本日オマケの男子もしっかり食べてくれたな!」


「時にお前ら、タダより高いものは無い。ということわざを知ってるか?」




「、、、ま、、まさか、、、、」




静弥がなにか勘づいたように、ぎぎぎとマサさんへ顔を向けた。



「実は、この夜多神社で夏祭りがある。ついては、神事の一貫で納射をする訳だが、、、五人ほど若い弓引きが必要でな」


「もしかしてそれを?」

「俺たちに?」


静弥はめっちゃ悔しそうにしているが、湊はどこか嬉しそうだ。流石弓道馬鹿、と言ったところ。



「安心しろ!日程は全国大会の後だ。焼肉、美味かったよな?」

「クソっ、やられた、、、!」



「楽しいぞー?ゴリゴリの装束も着せてやる」

「うわあ、、大変そー、、」



因みに、新しく「夏の下僕」と書かれたTシャツもできていた。



そして、湊はやっと的前禁止が解かれた。






何故かは分からないが、これから、全国大会の練習が本格的に始まりそうだ。

36 的射る心。→←34 ・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:ツルネ , 二階堂永亮   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます!!拙い文ですが、引き続き見てやってください!! (6月12日 18時) (レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです!続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:co2 | 作成日時:2023年6月10日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。