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鳴宮side。
「湊」
柔らかい、聞きなれた声がして、そちらに振り返ると、そこには西園寺先生がいた。
「西園寺先生！」
A先輩が目を見開くのが見えた。
「これは、、ご無沙汰しております。西園寺先輩」
「お久しぶりね、森岡先生」
トミー先生と西園寺先生は知り合いらしく、互いに頭を下げて挨拶を交わす。
「それに滝川くんも」
「はい」
「3位、おめでとう」
「「「ありがとうございます」」」
妹尾さん達に声をかけて、西園寺先生はにこりと微笑んだ。
「三人立ち、、団体戦の良いところがとても出ていたと思います。三人とも、実力以上の射が出来たのではありませんか？」
「！そうなんです！普段は私、あんなに中らないのに、妹尾とゆうなさんに引っ張られるみたいに中って、、、！！あっ、、、あの、、、楽しく引けました、、、」
あ、もしかして
「それって、息合いが出来てたってことでしょうか、、、？」
「今更それを聞くのですか？」
「実は俺たち、息合いが上手くいかなくて悩んでて、、、」
西園寺先生は、口元に袖を近ずけて、優雅に笑って見せた。
「貴方たちもちゃんと出来ていましたよ？県大会の決勝戦の時です。あの時の貴方たちの射は、今日の彼女達に勝るとも劣らない見事なものでした」
「あれが息合いですよ。境地とでも言うべきでしょうか。それを常に、意図的に行えるようになることこそが、本当の息合いなのだと思いますよ」
俺含め、男子は全員微妙、、、というか、なんとも言えない顔をした。
県大会のあの時、確かにいつもとは違ってた。
「どうすればできますか！？」
遼平が飛び出して、俺に体重をかけながら西園寺先生に聞いた。
「それは私が教えることではありませんね。貴方たちが師から学び、自ら考え、会得するのです」
「ですよねー、、、」
「一度出来たんだ。きっとまた出来るよ」
「方法は、これから考えよう」
「そうそう！あんまり時間ないけど、焦るのもダメだしね」
「あら、貴方は、、、、」
西園寺先生の呟き。
視線を向けられていたのはA先輩だった。
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co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます！！拙い文ですが、引き続き見てやってください！！ (6月12日 18時) (
レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです！続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年6月10日 14時
