29 ・ ページ32
水景side。
それから蓮さんも来た。
「なんだよ蓮。どうして来た、、」
「ご挨拶だなー!妹尾ちゃんたちに呼ばれたから来たんだぜ〜?カメラマンしに!」
「呼んだのかー?」
ジト目で蓮さんを見るマサさん。マサさん、蓮さんに対しては冷たいんだよな、、、照れ隠し。
「Aちゃんは今日応援?」
「うん」
放送が入り、女子三人は控え室へと向かって行った。
「そういえば鳴宮くん。今日は来賓の中に、西園寺先生もいらっしゃるようじゃ」
「先生が?」
え
「さ、西園寺先生が、、、?」
急に動揺し出した私に、山之内が首を傾げた。
「A先輩、どうしたの?」
「あ、いや、ええと、、、み、湊は西園寺先生の弟子だったよね!!」
「え?あ、うん」
「七段の超実力者だ」
「え、そんな凄い人に教わってたの!?」
後ろで三人が話す中、私は首の裏に両手を当てて、感情を落ち着かせようとする。
西園寺信恵先生。
私が斜面打起しから正面打起しへと流派変えをすることを決めたきっかけとなる人だ。
美しい射型、会。全てが花のように綺麗で、初めて見た時、体が震えた。
弟子入りは叶わなかったけど、正面打起しに移って、少しでもあの人に近づけたことが嬉しかった。
92人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます!!拙い文ですが、引き続き見てやってください!! (6月12日 18時) (レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです!続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:co2 | 作成日時:2023年6月10日 14時