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水景side。
「じゃあ、体調悪かったとかじゃないんだ」
「純粋なサボり。今日はかっちゃんの顔、見たくなくって、、、」
そう話しながら道を三人で歩いていると、湊がピタリと立ち止まった。
「2人の喧嘩の原因、俺だよな、、、ごめん！」
「！」
「(気付いたんだな、、、)」
頭を下げた湊を、少し驚いたように見た如月。
「俺、地方大会の時の自分の射の録画を見たんだ、、、酷かったし、そのせいで海斗、凄くやりにくそうにしてた」
「、、、実は、ね？でもかっちゃん、そのこと黙って言おうとしないしさ。だから俺キレちゃって」
「やっぱそうか、、、ほんとごめん」
「いいんだよ。それに、俺がキレたのは、いっつも勝手に背負って、カッコつけようとするかっちゃんだから。だからー、、、」
「湊はきっかけだけど、原因じゃない？」
「それ！」
「でも、、、！」と言う湊に、如月は人差し指を突き出して横に揺らしてウィンクした。
「何も言わなくて大丈夫」ということだろう。
「俺さ、かっちゃんに負ける訳にはいかないと思って、ここまで来たんだよね。かっちゃんてああじゃん？だから、ずっと俺が面倒見てやんなきゃって」
「そのためには、必ずかっちゃんに、ちょっとでも先に行かなきゃって、ね。弓もそうやって、かっちゃんが引き始めたから、俺も引くようになったんだ」
「でも、好きでもないのに意地で続けるのも、限界かなって」
穏やかに笑みながらも、視線を下へ落としていく如月に、湊は本気で分からないというように尋ねた。
「好きでもないって、なんで？七緒、弓道超好きじゃん」
「！」
湊は如月の手を取った。如月の手には、雑に引けば、絶対にできない量のマメがあった。
七緒の手は弓引きの手だと、湊は言った。地方大会の時は見られていなかったけれど、いつもは皆の背中を見ると、調子の善し悪し、焦りなどが分かると。
「七緒は弓道が大好きなんだ」
「湊、、、」
「湊いいこと言うー」
「それなー！」
「ちょ！だーかーらー！」
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co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます！！拙い文ですが、引き続き見てやってください！！ (6月12日 18時) (
レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです！続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年6月10日 14時
