19 ・ ページ22
水景side。
男子4人は自分の射型を動画に撮ることにしたらしい。湊は、相変わらずのゴム弓だ。
ﾊﾟｼｬｯ
「はい、羨ましそうなとこ頂きました！」
「待って！今ちゃんとやるから！」
女子と湊の会話を横に、私もスマホで撮っていた地方大会の動画を眺めていた。
「(小野木、引き分け早い、、、気付いたなら言うべきなのか、、、けど、きっとそれは)」
男子たちの射型を撮っているマサさんを一瞥する。
「彼の望むことでは無い、か」
・
土曜日、私は茂幸さんの家に来た。離れた場所にあるので、大体電車で3時間くらいかけて来た。
この時間、、二階堂は部活、、、だと願う。
茂幸さんの家は別荘のような家だった気がする。家の裏に広い畑。縁側のような場所が射場となり、畑の一番奥の方に安土がある。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
インターホンを鳴らして暫くすると、ガチャリと扉が開く。
「！！君は、、」
「お久しぶりです、茂幸さん。水景Aです。覚えていますか、、、？」
「ああ、、勿論、、、！」
驚きながらも、茂幸さんは私を家に入れてくれて、リビングへと案内した。
「これ、良かったら」
白い紙袋を差し出す。
中にはクッキーの箱が入っている。
「わざわざすまないね」
「いえ、、、こちらこそ、急に押しかけてしまってすみません」
「いや、今日は永亮も部活だし、読書をするのにも飽きていたから、Aちゃんが来てくれて嬉しいよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます！！拙い文ですが、引き続き見てやってください！！ (6月12日 18時) (
レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです！続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：co2 | 作成日時：2023年6月10日 14時
