48話 ページ4
A視点
五条君と夏油君の任務一日目。
何もやらかしてないだろうか、怪我はしてないだろうか、と心配だった僕は一日中、ぼーっとしていた。
〜〜〜〜〜
「先生？次の時間、一年じゃないと思いますよ？」
「あれ？すいません」
__10分後
「失礼します」
「え、先生？えっと、次の時間一年じゃないと思いますけど……」
「あれっ？すいません……」
〜〜〜〜〜
「おかか！？おかか！！」
「え……？熱っ！」
「たかなっ、すじこ？」
「うん…僕は大丈夫。ごめん棘、怪我してないか？」
「しゃけしゃけ」
〜〜〜〜〜
……それにしてもぼーっとしすぎじゃないだろうか。
お風呂上がり、夜は冷えるというのに髪も拭かず、半袖のシャツで縁側に腰掛けている。
__なんか……暑い…。
二人に電話を掛けようか悩み、携帯電話を握り締めたまま船を漕いでいると、五条君の方から電話が掛かってきた。
『もしもし、せんせー？』
「はい、五条君。どうかしましたか？」
『せんせーが心配で寝れないと困るから掛けた』
__……読まれてる。
「……わざわざすいません。」
『べつにー？』
「怪我はしてないですか？何か大変なこととか……」
『うん、特には。今日あった事適当に話すから睡眠導入剤にでもしなよ』
はい、と返事をし、言われた通り布団にでも入ろうかと思ったところで今の状況を思い出す。
__さっむ…！！
「ｯｸｼｭﾝ！……わっ！すいません！」
『え、大丈夫？』
くしゃみで頭が揺れると、毛先から雫が滴り、首筋を濡らしたため、思わず声が出た。
__そういえば、どうして僕はこんな格好をしているんだ！？
「すいません……続けてください…。」
取り敢えず、上着を着よう……。
それから髪を拭いて……寝室は駄目だ。棘を起こしてしまう。
五条君の話に相槌を打ちながら、少しづつ冷静さを取り戻す。
「えっと……沖縄、ですか？」
『そ。せんせーも来る？』
どうやら二人は明日、天内さんを連れて、沖縄へ行くらしい。
「そうですね……上に掛け合ってみます。」
っしゃ！水着わすれないでよ、と電話越しでも分かるような弾んだ声が聞こえる。
__任務では……？
『そんで、術式反転使おうとしたんだけど、』
「はい…」
『せんせー聞いてる？』
「ん……」
妙な体の熱さと眠気に身を任せた僕は、電話の途中だというのにそのまま寝落ちした。
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nanox(プロフ) - ゆうひさん» コメントありがとうございます。その心臓、貰い受ける！ (2022年1月1日 2時) (
レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - は…んっ…んんっ…ん゛ん゛っっ…( ´ཫ`)ﾔﾒﾃ…ﾄｳﾎｳﾆﾄﾄﾞﾒｦｻｽﾖｳﾅﾅｲﾖｳｦｶｶﾅｲﾃﾞ…ｼﾝﾃﾞｼﾏｲﾏｽr(○ﾟ∀ﾟ)ｶﾞﾊｯ∵∴ (2022年1月1日 0時) (レス) @page26 id: 6b52cf8228 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - ねんねこさん» コメントありがとうございます。棘氏のかわいさ表現できてたら嬉しいです！ (2021年11月14日 6時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねこ - 棘きゅん・・・♡カワユス(*´Д｀) (2021年11月14日 5時) (レス) @page23 id: 90373cb5b9 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - いちこさん» コメントありがとうございます。棘氏の可愛さが伝わって嬉しいです！腐腐腐… (2021年10月30日 19時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanox | 作成日時：2021年4月16日 23時
