74話 ページ30
A視点
家入さんからの電話を疑わなかったわけじゃない。
実際、三人は強いし、危機に瀕することなんてそう無いだろう。
でも、もし本当に困っていたらと考えると、足が止まらなかった。
疑って後悔するより、騙されて後悔するほうが何倍もいいに決まってる。
けれど、騙しているのならしっかり叱らなければ。
そう思って、来たのに。
五条君と夏油君の顔を見たら、全部吹き飛んでしまった。
言いたいことも、言わなきゃいけないことも、覆い隠してしまうほどの安心。
本当に、どうしょうもないくらい、僕の心はいつからこんなにみんなに泥んでしまったのだろう。
「せんせー……泣いてる？」
「ッ！」
「違いますっ！怒ってるんです…！」
「教員をこんなことで呼び出すのは止めなさい！後、僕に個人的な用事があるのなら、アポイントメントを取ってからですね……って」
「ちょっと、聞いてるんですか！」
ズズッと鼻を啜りながらなんとか冷静になり、説教をするが、二人は優しい表情をしていて、反省の色が見られない。
「聞いてる聞いてる。もう懲りたからぜってーしねぇ。」
「先生に泣かれると困りますからね」
というと、夏油君は微笑みながら、僕が雑に巻きつけてきたマフラーを綺麗に巻き直した。
死んでほしくない、この
__________
原作ルートに戻しますので暗くなると思い軽いお話を入れてました。閑話休題。れっつごー！
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←73話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1401人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nanox(プロフ) - ゆうひさん» コメントありがとうございます。その心臓、貰い受ける！ (2022年1月1日 2時) (
レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - は…んっ…んんっ…ん゛ん゛っっ…( ´ཫ`)ﾔﾒﾃ…ﾄｳﾎｳﾆﾄﾄﾞﾒｦｻｽﾖｳﾅﾅｲﾖｳｦｶｶﾅｲﾃﾞ…ｼﾝﾃﾞｼﾏｲﾏｽr(○ﾟ∀ﾟ)ｶﾞﾊｯ∵∴ (2022年1月1日 0時) (レス) @page26 id: 6b52cf8228 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - ねんねこさん» コメントありがとうございます。棘氏のかわいさ表現できてたら嬉しいです！ (2021年11月14日 6時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねこ - 棘きゅん・・・♡カワユス(*´Д｀) (2021年11月14日 5時) (レス) @page23 id: 90373cb5b9 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - いちこさん» コメントありがとうございます。棘氏の可愛さが伝わって嬉しいです！腐腐腐… (2021年10月30日 19時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nanox | 作成日時：2021年4月16日 23時
