15話 ページ18
A視点
今日の任務を終わらし、4人で歩いて学校に帰る。
「飯食ってかえろーぜ」
「今度の週末どっか行こう」
「この間のテレビ面白かったな」
「せんせー今日奢ってよ」
なんて高校生らしい会話を聞き流しながら、たまに振られてくる話に適当に相槌を打つ。
それにしても今日の呪詛師はあまりにも弱かった。
五条君や夏油君がいたにしても、あまりにも手応えが無かった。
__まあ、みんな無事なのは良い事か
そう自己完結させて、歩みを進める。
「よし、じゃあせんせーの奢りで」
話を適当に聞き流していたらそんな事になっていたらしい。
__……まあいいか。
「はぁ、まあ良いですよ。どこ行きますか?」
あまり高い物は奢れませんよ、呆れた顔でそう言う。
「じゃあ寿司とか…？」という五条を抑え、
「ここはラーメンとかにしとこうか悟」と提案してくれた夏油に感謝をしつつ、食事を済ませ、学校に帰り着く。
職員室で報告書を済ませた後、1年生の授業が入っていたので準備をし、教室に向かう。
あれ、電気がついていない。
「失礼します」
特に必要はないがそう呟き扉を開くと、3人は糸が切れたかのように床に倒れていた。
「！？」
__っとりあえず、意識確認！
つけられていなかった電気をぱちりと付け、失礼しますね、と言い口元に手を持っていく。
__良かった、息はある…！
大丈夫ですか…！と、声をかけるも返事は無い。
瞬間、
__ッ違う！あの時とは違う！！
誰も死んでない、みんな無事だ、と自分に言い聞かせる様に何度も繰り返す。
少し落ち着きを取り戻し、まずは報告だ、と教室を出て行こうとした途端、誰かの携帯電話が教室中に鳴り響く。
もしかしたら何かあるかもしれない、と思った僕は報告することも忘れその電話をとった。
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nanox(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません！編集の時に間違えて全体公開してしまってまして……もう外したので大丈夫だと思います！わざわざありがとうございます！嬉しいです。 (2021年4月17日 3時) (
レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。いつも楽しく読ませて頂いています。棘君と主人公君とのほのぼのとした日常がとても癒されます…宜しければ続編の保護パスワードを教えて下さい。このご時世の中ですがお体に気を付け下さい。いつも素敵な小説をありがとう御座います。 (2021年4月16日 23時) (レス) id: d0bea6ab41 (このIDを非表示/違反報告)
nanox(プロフ) - EVENINGさん» コメントありがとうございます。実はマフラーの色は作者が優柔不断すぎて未だに決められていないんです…。青や黒など落ち着いた色を普段使いしてそうなイメージですね。季節や気分でも変えると思います。曖昧ですいません… (2021年3月26日 22時) (レス) id: 12e3c64050 (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - 下のコメント間違えましたすみません。マフラーの色何色がいいですか？これからも頑張ってください。 (2021年3月26日 22時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - あの、マフラーの色は何色ですか？ (2021年3月26日 22時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanox | 作成日時：2021年2月28日 23時
