雪 の 奇 跡 〜好きだよ。と伝えたい〜３

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その日の公演はいつもより倍 気合いを入れた。


２公演やって 久しぶりに帰ってきた実家。




ｶﾞﾁｬー…


深｢ただいまー｣


そう言って 玄関で靴を脱いでいると




妹｢え？！お兄ちゃん！｣



久しぶりに会った妹。



深｢ただいま。｣

妹｢お母さーん！お兄ちゃん帰ってきた！｣

母｢あら？どうしたの？！｣



なんで、息子が帰ってきただけで

こんな驚かれるんだよ。



深｢今日からまたお世話になります(笑)｣

母｢は？｣

深｢あ、手紙ありがとね。｣

母｢タッキーのサインは？♡｣

深｢ないよ。｣

妹｢ねぇー！照くんはー？？♡｣

深｢いねぇよ。｣




俺に全く興味のない２人をほっといて俺は自分の部屋に向かった。




自分のベッドに横になって目を瞑る。



……A、LINE読んだかな。




１人なるとやっぱり考えてしまう。




携帯を開くけどAのLINEも連絡先も

消した事を思い出す。




あー、だめだ。だめだ。



考えるな。




俺には 今やらなきゃいけない事があるだろ。





ベッドから起き上がり

妹の部屋に行き 適当に紙とペンを取って

自分の部屋に戻った。






ー滝沢くんへ。ー






千秋楽 チャンスがあったら滝沢くんへ手紙を読もう。

読めるか分かんないけど

俺の小さなケジメでもあった。





Aにも、23歳までの自分にも。





これからは とことん攻めてく。








……Snow Manのためなら

俺はなんだってやる。






絶対に 滝沢くんにも家族にもファンにも

それに、Aにも

絶対に恩返しができるように。

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