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あの日から小瀧くんとも少しずつ



話すようになってきた





ある朝、あんだけ流星に寝坊しないで、と


言っていた自分が寝坊するなんて





イヤホンをしながら電車に乗り込み



空いている席に座る




この時間にいる学生なんてまぁ居ないわけで



ぼーっとしながら座ってれば



隣にスッと座ってきた男の子



他の席空いてるのになぁ、なんて思ってたら



イヤホンを取られた






『あっ!ちょっと...って小瀧くん!』




隣に座ってきたのは小瀧くんだった




「おはよ(笑)俺乗ってきても全然気づかんからさ(笑)」




確かに気づかなかった




「遅刻なんて珍しいやん(笑)」


『流星に寝坊しないでって言ってる自分がするなんてね』


「まぁそんな日もあるわ(笑)これ、何聞いてんの?」





そう言って取ったイヤホンを耳にはめた





『知ってる?』


「知らん、最近の人?」


『うーん、どうだろう(笑)あんまりテレビとかでは歌ってないかな?』





じゃあ分からんかも(笑)って言いながらも



ずっと聴いてる






『なんか、知ってそうなのに変える?』





って持っていた音楽プレーヤーをいじろうとしたら




その大きな手で上から包まれた









「ううん、これでええよ」








そう言ってずっと聴いてくれてる小瀧くんの





横顔がとても綺麗でドキドキした。







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綾小瀧(プロフ) - とても心が温かくなるようなお話でした。面白かったです!続編、読んできます! (2017年11月30日 22時) (レス) id: d50cc77518 (このIDを非表示/違反報告)
- 00【自分にかかってくるのもで…】→くるもので、 12【流星と別れて下駄箱のに行けば】→の方に行けば、 22【残りを大切に過ごしてくのが今できるとこ】→できること だと思います。 (2017年11月15日 17時) (レス) id: 44661be576 (このIDを非表示/違反報告)
yutatam(プロフ) - 一気に読んじゃいました!すっごく面白かったです!ぜひ.続編お願いします!楽しみにしてますっ! (2017年11月1日 23時) (レス) id: 52b8f2f57b (このIDを非表示/違反報告)
わたりゅかみ(プロフ) - 本当に面白かったです!青春!続き?楽しみにしてます! (2017年10月31日 23時) (レス) id: 64cb120b2f (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - キュンキュンと感動!!とにかく最高です!続編出して欲しいです (2017年10月31日 2時) (レス) id: 419f8d5405 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん | 作成日時:2017年10月12日 3時

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