きっと偶然じゃない。〔赤〕 (ページ6)

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学校にいく毎日なんて特に進展もない

放課後、借りたままの本を図書室に返しに行った

テスト期間でもない図書館は誰もいない

『なにこれ、、ここに返しとけばいいのかな？』

？「自分ちゃうで？ちゃんと名前と日にち紙に書いてや」

誰もいないと思ってた図書室から声がした

入口の方からこちらを見てる人

上履きの色から3年生だった

『すいません、借りるの初めてだったんで』

「そうなんか(笑)、、新政？珍しい名字やね」

『よく言われます』

「まぁ、また来てや。俺は3年の中間淳太」

また、なんてくるわけない

この本だって別に見たくて借りたわけじゃない

授業で借りたのを返し忘れてただけ

淳「気いつけて帰りや、Aちゃん」

不思議だ

この人に呼ばれても全然ドキドキしない

「あれ？Aちゃんやん」

そう私がドキドキするのはいつもこの人

「まだおったん？忘れもん？」

『図書室に本返しに、、しげは？』

「んー？俺は淳太待ちやねん」

淳太、、、？

さっき聞いたような、、

『淳太って中間淳太先輩？』

「え、？知り合いなん？」

『いや、今図書室であったよ？』

「図書室、、おっしゃ！ゴキブリ持ってったろ、、笑！」

そうイタズラな顔をして

ばいばいと去って行った

私もしげに待ってもらいたい

淳太先輩いいなぁなんて

付き合ってもないのに変な嫉妬心が生まれる

嫉妬心に負ける前に早足で家に帰った

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