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『おはよう、大毅』

「Aおはよ〜!」



後夜祭の後 明日から駅で待ち合わせしよな って。

結局望とは話さないままだった




「だーいじょうぶや!小瀧やって男や」

『嫌じゃないの?』

「なにがー?」

『私と望が仲良しなの』




んー と考え出したあと大毅は笑ったんだ





「だって小瀧は大事な友達やろ?小瀧が友達思いなんも知っとるしなー」




大毅の押す自転車と一緒に歩いてれば後ろから

いつもの声が聞こえた





神「しげー、Aちゃん、おはよー」

「神ちゃん!はよ!なぁ、昨日のテレビみたー?!」






そう言うと私から離れて望が隣に来た

これも大毅の優しさなんだ

でもそこに居たのは昨日までの望じゃない









望「はよ、、A」









あの時の、望だったんだ









『おはよ、望!』


望「それやそれ、」


『え?』


望「お前のその笑顔がまた見たかったんよ、」









望と過ごしてきた時間も

大毅を好きな時間もこれからも

全部自分で選んできたことなんだ







大毅との時間も幸せも

望の幸せも全部近くで見ていたね









『望、』

望「なにー?」

『私、友達出来たよ、もうひとりじゃない』

望「当たり前や」





その大きな手で撫でられるのも今日が最後かな?









「こーたーきぃぃ!!」









大好きな人たちが側にいるからもう大丈夫だよ









END







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作者名:のん | 作成日時:2018年5月15日 18時

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