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望に背中を押されたまま私はしげを探した
しげが居たのはあの時の音楽室
『...しげ』
「おかえり」
おかえり その言葉が温かくて
私の決断は間違ってないんだ
『しげ?』
「んー?」
『しげが好き』
ピアノの椅子に座っていたしげが
窓際まで行って外を見つめてる
そこにはこれから後夜祭に向かう生徒
その中には神山くん達と歩く望の姿もあった
「遅刻多いしさ、良く授業中も寝てるらしいやん」
『え?』
「髪色やってそれ校則違反やろ?ピアスもめっちゃ開いとるしなぁ」
『、、、、』
「でもそんなAちゃんが好きやねん」
そう右手を握られるのは他の誰でもないしげで
力をギュッと込めてくるのもしげでしかなくて
「後夜祭!いこうやっ!」
私の大好きな笑顔で笑窪を見せてくれる
『しげが嫌ならピアスもやめるけど、、』
「だいき、、」
『は、、?』
「ちょ、一回大毅って呼んで!」
『、、だ、いき?』
「うわ〜意外とあかんな!!笑」
言わせといて耳が赤くなってるのも
みんなのところに言ってすぐ手離しちゃうのも
照れ屋なしげ、、、大毅がすき
望「新政、おめでとう」
『望、、』
「こたきぃ!!俺の女やぞ!!」
なんて言うから大毅の恥ずかしポイントが分かりません(笑)
『望、』
望「ん?」
『あの時みたいに呼んでほしい、新政じゃなくて』
望「あぁ、、、」
望に悲しそうな表情をさせたまま
後夜祭が始まってしまった
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作者名:のん | 作成日時:2018年5月15日 18時