検索窓
今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:57,069 hit

▽ 45 ページ46

.





次の日は文化祭の片付けと後夜祭

後夜祭は軽音部だったりダンス部だったり

有志のものだったり先生達のものだったりと

なんでもありなもの


後夜祭前にはちゃんと話さないと









『望、、後夜祭前にちょっといいかな?』

望「、おん、手空いたら声かけるわー」







きっと最初の間はこれからの事が分かってるんだ

望、、、ずっとずっとごめんね








望「よ、空いたわ、何ー?」







普段通りの望はきっと私が傷付かない様にしてくれてる






『あのね、この前のことちゃんと話したくて』






そう言うと望は空き教室の椅子に座って

ん とこちらを向いてくれた







『私のこと好きなの気づかなくてごめん』

望「そら気づかれてても困るわ笑」

『でも、、、ごめんなさい』






教室の黒板を見たままの望とは目が合わない

それでも私は話し続けようとした時だった






望「あの時、助けてあげれんくてごめん。」

『、、、え』

望「俺がもっと止めとけば、しっかりしとったらお前も変わらんかった」

『の、ぞむ?何言っ、、』

望「俺のせいや、俺がガキやったからお前のこと沢山傷つけた」






ごめんな? と謝る望はどこかあの時と似てた






『望が謝る事なんて何もない。過去に囚われて望を縛ってたのは私の方、望の気持ちも知らないで傷つけてたのは私だから』






ごめんなさい と頭を下げれば
女の子に頭下げられたない って笑うんだ






『ひとりじゃなかったのは望のおかげ。好きって言ってくれてありがとう』

望「新政?」

『ん?』

望「ほんまに大好きやったで」

『っ、、、』








そんなの、、ずるいじゃん







望「ほらー泣かんとしげ探しに行きぃや」







背中を教室の外まで押された







望「しげとまたあの時みたいに笑ってな?」







早よ行けや と言う望を背に

私はしげを探しに走り出した









.

▽ 46→←▽ 44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のん | 作成日時:2018年5月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。