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次の日は文化祭の片付けと後夜祭
後夜祭は軽音部だったりダンス部だったり
有志のものだったり先生達のものだったりと
なんでもありなもの
後夜祭前にはちゃんと話さないと
『望、、後夜祭前にちょっといいかな?』
望「、おん、手空いたら声かけるわー」
きっと最初の間はこれからの事が分かってるんだ
望、、、ずっとずっとごめんね
望「よ、空いたわ、何ー?」
普段通りの望はきっと私が傷付かない様にしてくれてる
『あのね、この前のことちゃんと話したくて』
そう言うと望は空き教室の椅子に座って
ん とこちらを向いてくれた
『私のこと好きなの気づかなくてごめん』
望「そら気づかれてても困るわ笑」
『でも、、、ごめんなさい』
教室の黒板を見たままの望とは目が合わない
それでも私は話し続けようとした時だった
望「あの時、助けてあげれんくてごめん。」
『、、、え』
望「俺がもっと止めとけば、しっかりしとったらお前も変わらんかった」
『の、ぞむ?何言っ、、』
望「俺のせいや、俺がガキやったからお前のこと沢山傷つけた」
ごめんな? と謝る望はどこかあの時と似てた
『望が謝る事なんて何もない。過去に囚われて望を縛ってたのは私の方、望の気持ちも知らないで傷つけてたのは私だから』
ごめんなさい と頭を下げれば
女の子に頭下げられたない って笑うんだ
『ひとりじゃなかったのは望のおかげ。好きって言ってくれてありがとう』
望「新政?」
『ん?』
望「ほんまに大好きやったで」
『っ、、、』
そんなの、、ずるいじゃん
望「ほらー泣かんとしげ探しに行きぃや」
背中を教室の外まで押された
望「しげとまたあの時みたいに笑ってな?」
早よ行けや と言う望を背に
私はしげを探しに走り出した
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作者名:のん | 作成日時:2018年5月15日 18時