きっと偶然じゃない。〔赤〕 (ページ44)

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はい、とうとうやってきました。

文化祭

望のことは告白から妙に避けてしまってる

一方的にだけど

望「おい」

『なんでしょうか、、』

望「ほんまに友達おらんくなるぞ」

事実すぎてなんにも言えない

午前の部の受け付けがもうすぐで終わる

午前分の人数をまとめていたらおーいなんて声がした

望「ほら、きたで」

『うん』

望「俺に気い使わんでいいから楽しんでき？」

と、背中を叩かれて送り出された

「いこっか、、」

『うんっ』

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しげとの文化祭は望の事を忘れてしまうほど楽しかった

「なんか飲まん？」

『ここは？タピオカ！』

「おん、飲もか」

あ、10円足りんなんてチラッと振り向くしげ

『はい(笑)』

「へへっ(笑)あんがとー」

1000円入ってるのに崩したくないのかな？

って考えると愛おしく思えた

「ん？何笑ってんねん」

『ううん(笑)なんもない(笑)』

それから軽音部を見たり

お化け屋敷はまだハードルが高かったけど

文化祭終了の放送が鳴ってしげとの文化祭も終わる

『しげ？どこ行くの？』

はずだった

後をついていけば音楽室

音楽家の写真と吹奏楽部の楽器たち

ピアノの椅子に座ってまっすぐなしげと目が合った

「俺な、、、、好きなんよ、、Aちゃんが」

その瞬間、時間が止まった気がした

望とは違うこの感覚

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