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それから学校で会えば
おはようと声をかけてくれたり
最近見たテレビの話をしたりした
ある時の学校帰り
コンビニで何かを買って公園へ向かうしげを見た
気になって跡をつけてみると
そこには首輪を付けた子猫
『しげ?』
「Aちゃん?」
『え、、』
「え?名前ちゃうかったっけ?!」
『いや、合ってる、、』
「なんや〜、間違えたかと思ったやんか(笑)」
いつもおはようとか、なーなー、とかしか
呼ばれたことなかったから
不意に名前を呼ばれたことに驚いた
「流星がAちゃんって言うとるからさ」
確かに藤井くんは下の名前で呼んでくる
『その子猫どうしたの?』
呼ばれた恥ずかしさを猫の存在でかき消す
「あぁ、なんやここで寝とったんよ。まだ暑いし夏バテやったんかな?」
そっか、
さっきしげが買ってたのはお水とエサだったんだ
『でもリード付いてるね、お散歩中かな?』
「やなぁ?どっから逃げてきてん、お前は」
そう猫を見るしげの顔は凄く優しかった
そのあと数分もすれば
小さな男の子とお母さんらしき人
どうやら散歩中に男の子が手を離してしまったらしい
「もう離したらあかんで!」
そう子猫を渡しふたりの親子が帰って行った
海の時も公園の子猫も
しげの優しさに触れてしまったんだ
好きになるのなんて所詮そんなもんなんだね
.
望「、、、政!、、新政!!」
『、、、ん?』
望「ん?ちゃうぞ、、昼や!何時間寝とんねん、、」
やっぱり眠さには勝てないみたい
『望、、ノートみせて?』
望「いい加減にせぇよ、まじで。机ん中」
そう怒っても結局は見せてくれる
とことん私に甘いと思う
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作者名:のん | 作成日時:2018年5月15日 18時