きっと偶然じゃない。〔赤〕 (ページ33)

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俺の夏休みはあの海の1日で終わった、、、

Aちゃんを夏祭りへ誘えるはずもなく

ほんまは花火買って一緒にやりたかったけど

なんせ家が遠いねんっ！

でも、新学期の秋には文化祭という行事がある！

俺は、誘うんや、、頑張れ重岡！！

体育の授業で体育館に向かえば

制服のAちゃんがおった

唯一、一緒に授業が受けれる体育

「よっ！体育やらんのー？」

『あー、体操着忘れちゃって』

「はあー？なんやそれ(笑)」

『だって、、望がさー』

Aちゃんは、いつもそう

なにかを話せば望ってすぐ小瀧の名前を出す

海の時もそうやった

望に連れてこられたそう言ったんや

「仲、ええんやね。小瀧と」

『あーまぁ、同じクラスで望くらいだから喋るの』

なんて、切なそうに笑った

そう言えば前、小瀧も言っとった

" あいつが1人になったのは俺のせい "

「なぁ、Aちゃん」

『んー？』

「…………いや、なんもないわ！笑」

『なにそれ(笑)気になるじゃん笑』

聞けんかった

いや、聞いてええのか分からんかった

なんか、モヤモヤしたままやる体育ほど

つまらんもんはないわ、、

「こたきぃー」

望「なに」

「前さ、Aちゃんが1人になったのは俺のせいって言うとったやんか、あれってさどういうことなん？」

放課後、小瀧にそう言えば眉毛を下げて
あぁ、あれなって少し切なそうな顔をした

望「好きやねんな？あいつのこと」

「………おん」

なんの確認か分からんけどそれを聞けば

ゆっくりと話し出した

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