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初出勤の日、周りのみんなは年下

同年代のフリーターの子は夢を追いかけながらのバイトらしい

夢か…私も美容師になりたかったな～

「Aさん！これマニュアルなんですけど一応見ます？笑」

そう言って持ってきてくれたマニュアル

変わらずの店長の書き込みに思い出が蘇る

『店長～まだこのマニュアル使ってるんですか(笑)？』

店「あぁそやな～Aちゃんオープンからやったからずっとそれだったもんな～(笑)なーんにも変わってへんよ、安心して働き。ゆっくり仕事探しや。」

そう笑ってくれる店長に思わず泣きそうになる

ありがたいことに変わっているのは

機会が新しくなったものがあったりオーダーが手書きじゃなくなったりと少なく

覚える事はそんなに多くはなかった

『お疲れ様でした。』

店「初日なのによぉ働いてくれたわ(笑)ん、ジャスミンティー笑」

『…店長(笑)やっぱりいい人過ぎます笑』

高校時代バイトで毎日飲んでたジャスミンティーを

まだ覚えていてくれたのか買ってくれた

私は入れるだけのシフトを入れてもらいながら

仕事を探す毎日だったが

働きたいところが見つからない

雑貨屋も好きでいたわけではない

何となく受けたら受かったから居た。

" Aもやりたい事やらな後悔すんで(笑) "

そう笑って言ってくれた貴方を思い出す

貴方はやりたいことをやった

夢を掴んだ、そしてまた走り出した

『私、3年前と何にも変わってないじゃんね』

そう思いながら歩く道の桜は

梅雨迎えようとしていた

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