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車を走らせながら




零れそうになる涙をこらえる







なんで居たの?






何の話があったの?









考えれば考えるほど零れそうになる









でも、あの時と同じ姿









" A、お疲れ様。ん、 "
" わー!ありがとう、淳太くん! "









いつもそうやって来てくれた





不安やからってシフトをカレンダーに書いて





いつも迎えに来てくれて





いつも好きな飲み物をもってて





冬だって寒いのに外で待ってくれた






あなたはそんな人なんだよね。







さっきだってそうだった




お疲れさまって言ってくれた時




ほんとは気づいてたんだ




わたしの好きな紅茶を持っていてくれたのを






でもそれは受け取れない




彼女でもない、ましてや元カノなんて








駐車場に車を停め、アパートの階段を上がる







玄関に入り、溜まっていた涙が




一気にこぼれた。









淳太くんとは



もう出会う事のない人生だと思っていたから









なのに、頭と心は違っていて









『淳太くん...、好きだよっ、』









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作者名:のん | 作成日時:2017年5月18日 1時

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