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濱田くんに言われた



嘘ついて生きたらあかん



この言葉に凄い考えさせられてる







別に嘘なんてついてない




淳太くんが好きだった事も




淳太くんの夢を邪魔したくないって




思ったのも嘘じゃない









今日は出かけてそのままバイトへ向かったから






車ではなかった





店長に送る?と言われたけど




たかが20分くらいだから歩いて帰ることにした





店を出て近くのコンビニで飲み物を買おうとしたら




見覚えのある車、ナンバー




ナンバーまで覚えてるなんて相変わらずきもいな




なんて思いながらも少しドキドキしながら




中に入った









やっぱりね、







『淳太くん…』






そこには、コーヒーとお酒が入ったカゴを手に




お菓子コーナーで何かを探してる淳太くんだった






「おぉ、バイト?」



『うん、今終わり。なにか探してるの?』







そう聞けば、せやねんなんて笑う貴方







「明日リハやねんけど、いつもしげが食べてるやつがあんねん。で、今日じゃんけん負けてん、それ買うてこい言われてん。けどないねんな〜」







きっとそんなの重岡くんだって本気じゃない




ただふざけて言っただけなのに




それを一所懸命探す淳太くんは優しくて




本当にメンバーが好きなんだと感じる




そう言うところが好きなんだ。







「あー!あったあった、これやしげのやつ」






そう満足そうに手に取ってレジに向かう







「ん、」


『え?』





そう言ってカゴを私に差し出す





「入れ?買うんやろ?」




そう言う優しさ、本当に変わらないんだ




『いいよ!自分で買うから』


「ええから、」





そう言って手に持っていた紅茶を取られ



一緒に買ってくれた。






『ありがとう』


「ええよ、好きやなそれ」








覚えてるんだ…







顔が熱くなるのが自分でも分かる









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作者名:のん | 作成日時:2017年5月18日 1時

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