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もう夕方か、、、


さすがになにか食べなきゃって思っても
さっきより体がだるい


お父さんからは 仕事が終わらない と泣いてるスタンプと謝ってるスタンプが送られてきた




薬だけでもとキッチンに向かうとインターホンが鳴る
こんな時にって思ったけど、モニターも出ず玄関を開ければのんちゃんだった





『の、んちゃん、、?』

「え、ちょ、、大丈夫?」

『、、、無理』

「まってまって、部屋戻ろう?お邪魔するな?」





高熱で朦朧とする意識の中、部屋のベッドに運ばれた




「大丈夫、、、じゃないやんな」

『、、、ちょっと無理』

「熱計り?ご飯は食った?薬は?」

『朝からなんも、、、』

「は?なんでもっと早く言わんの、電話せぇよ」


ピピっとなった体温計をのんちゃんに渡せば
そこには見たことない数字で


「8度7分ってなんやねん、ほんま」





ごめん と謝ることしかできない自分に泣きそうになる
人って弱ってる時、本当に泣きそうになるんだなぁ






「とりあえず冷えピタ持ってきたから貼っとけ、あとキッチン借りるな?」

『、、はい、どうぞ』





心なしか冷たいとは言えない冷えピタを貼って
渡されたポカリを飲んでのんちゃんを待ってれば
アッツアッツ と持ってきたソレは本当に熱そう








「ん、おかん特製のお粥」

『お粥?』

「おん、とりあえず食べて」

『はい、、』




フーフーしながら食べたお粥はとても美味しかった




『おいしいね』

「やろ?これ食べたらすぐ治んで」

『うん、、ごめんね、クリスマスなのに』






とてものんちゃんの顔が見れるような状態ではなく
俯いたままそう問いかけた





「別に来年もあるから気にしやんで」




薬飲んで寝ろ と渡された薬を飲んでベッドに横になった
リビングではのんちゃんが片付けてるであろう音がする





『のんちゃん?』

「どしたん?どっか痛い?」

『いや、、、時間平気?』

「俺は平気やけど、、どしたん」









" もうちょっといて欲しい "









そんなの言えるわけない









「まだおるよ、ちゃんと寝ててや」

『え、、、』

「帰らんで!って顔しとる(笑)」

『し、してない!』

「はいはい、寝てろ(笑)」









そのあとのんちゃんはソファーで寝てしまったらしく
朝、帰って行ったとお父さんが教えてくれた









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作者名:のん | 作成日時:2018年7月12日 1時

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