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熱があるから行けない そう電話がきた
ひとりやんな?大丈夫かな?
望母「のんちゃん!これ火かけてるからちょっと見てて!」
洗濯物入れな! とバタバタするおかんに変わって
お鍋でぐつぐつ煮てるシチューをかきまぜる
望母「そういえばAちゃん、電話なんやったの?」
「あぁ、今日来れんくなったって」
望母「えぇ〜、、残念やわ〜」
「熱出たって、まぁ大丈夫言うとったけど」
そういうとおかんの顔が一気に変わって
怒ったかのようにキッチンに戻ってくる
望母「なんでそれを先に言わんの!!」
「なんやねん、めっちゃ怒るやん、、」
望母「ほら!そこどき!!」
そう言って火にかけてたシチューをどかし
新しい鍋になにかを作り出した
望母「熱出てる時の大丈夫は大丈夫やないねん、誰かに側におってほしいんよ」
手際良く料理をするおかんの横に立って
「俺もやるわ」
そう口にしていた
望母「大人になったやないの〜、はいこれ持ってってな?」
おかんと作ったのはうちのお粥と常にストックのしてあるゼリーと冷えピタとかポカリとそんなん
薬も渡されたわ、さすがに飲んどるやろ
もう夕方やで?
望母「ちゃんとAちゃんのこと診てあげるんやで?なんかあったら電話し?」
おん とだけ返事をして8階に向かった
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作者名:のん | 作成日時:2018年7月12日 1時