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2年生の文化祭も特に何かがあるわけでもなく終わった





先生の話を聞きながら冷え切った体育館は
寒がりの俺からしたらばり寒い






「ほんま寒すぎて死ぬかと思ったわ」

重「大げさやろ(笑)」

「ほんまやから!」

重「そんな簡単に人は死にましぇーん笑」





けらけら笑いながら教室に入りHRが始まる
俺だけ席が遠いからAちゃんと話すしげは羨ましい



少し休憩を挟んでから通知表を配られて学校が終わる
廊下から のぞむ〜 と甘ったるい声で女の子から呼ばれるのも慣れた


それと同時に電話を耳に当て教室を出るAちゃん





「なにぃ?」

女「クリスマス何しとん?」






クリスマス、、、
今そんな話しとる場合ちゃうねん、Aちゃんの行方が、、、




女「のぞむ?」

「あぁ、家族とおるけど」

女「えーいっしょにあそぼー?」

「ごめん、毎年やから無理やわ」

女「意外と家族想いやねんな笑」




意外とって何やねん
君のせいでAちゃんどっか行ってもうたやん

なんて思ってれば帰ってきた
誰と電話してたんやろう





淳太から配られた成績表をカバンに入れて
いつもの3人で帰ろうと思っていた。




『ごめん、私今日行くとこあるから校門までなら』





ベージュのセーターを着て、ピンクと青の女の子らしいマフラーをぐるぐる巻きにしながらAちゃんは言った




重「えー、でもバイトやん、今日」

『うん、その前に予定があるから』




あんまり気にもしないで校門に行けば Aちゃん と呼ぶ声に俺は足が止まった









『流星くん!わざわざ来たの?』

流「おん、神ちゃんも一緒やけどな(笑)」









Aちゃんと同じバイトの流星やった。









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作者名:のん | 作成日時:2018年7月12日 1時

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