キミとボク。〔桃〕 (ページ12)

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しげに誘われたバーベキュー当日
おかんとおとんはるんるんやった
何持ってったらええ？とか楽しみやわ～とか俺以上にな

マンションの駐車場で会う若葉さんとお父さん

母「あら～Aちゃんやないの！」

父「あぁ、望くんか！いつもお裾分けありがとうございます」

望父「初めまして、望の父です」

なんて親同士の立ち話が始まってしもうたら長い

「若葉さん、髪結んでるんやね」

そこにはいつも下ろして制服姿の若葉さんでもなく軽く結んでラフな格好でタッパ返す若葉さんでもなく
高い位置でふわふわなお団子を作っていた

『あの、その～若葉さん？呼びやめてほしい、、』

「え？」

『いや！変な意味じゃなくてその、、慣れないから』

俺が似合っとると言ったお団子よりもまさか呼び方を言われるとは思わんくて、、、

「あー、せやね、じゃあAちゃん？」

そう呼べば赤くなる耳
髪の毛を結んでるから隠すものがないのかそっぽを向く

「え、呼ばせといて照れるん？笑」

『ちょっと照れた、、、』

その横顔をふとかわいいなぁなんて思った

「じゃあ、俺も小瀧くんやないのがええ」

『えー、小瀧くんは小瀧くんでいいじゃん』

「そんなん、腑に落ちん！望にしてな！」

えーやだなんて笑ってAちゃん言い合っていれば
おかん達が話し終わったのか行くで？と言われた

母「せっかくやからAちゃん達と一緒に行くことにしたからのんちゃん達後ろ乗り？」

父「望くん、お邪魔するな？」

おかんに返事をして楽しみやなぁと車へ向かう途中
のんちゃんと呼ばれた

「、、、へ？」

『のんちゃん』

そう呼ぶ本人はニコニコ笑って楽しそうや、、

『のーんちゃーん』

いや、まって？
のんちゃんの破壊力エグない？？？？

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