ただいま。〔桃〕

▼ 33 F.R ページ34

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割れたマグカップを見つめ拾おうとする







流「やめとき、手怪我する」







きっと怪我したAを見たら望が怒る









流「俺拾うから向こう行っとき」


『、、、、』








動こうとしないAの目にはまた涙が溜まっとった









流「ここおり。触ったらあかんで」


『、、、うん』









こんなにも弱ってるA見たのは







初めて会った日以来やった









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破片を片してソファーで話をした








『本当は好きにならないようにしてた。でも楽しかったんだ、一緒にいるのが』


流「おん」


『望が大切だから、好きだから守りたい。』


流「A？」









そんなちっこい体で何を抱えとるん









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『嫌いになったら望のこと守れる？ジャニーズWEST守れる？』









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俺は声も出なかった









たとえしげの言ったことが原因だとしても









ここまでこの子を追い詰めるものはなんなんやろ









好きなものを好きと言えないこの子には









まだ何か抱えてるものがあるんやろか









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『昔、流星に救われた。だから私もそうしたい』









『私、大丈夫だよ？』









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ほら、またそうやって









嘘をつくんや









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