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重岡くんはその場を先に帰ってしまった
流「なんか、ごめん」
『なんで流星が謝るの笑』
そうだよ、これは誰も悪くないよ
『なんかさ、ちょっといいなぁって思ったんだ』
流「何が？」
『ただいまーって言ったらおかえりって返ってくるのが』
流星はそのまま黙って聞き続けてくれた
『望さ、いつも起きて待っててくれるの。寝ていいよって言っても帰ってきて暗いの嫌でしょって』
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それは、高校生のときの記憶だった
家に帰っても暗くてひとりだった
いつしか母は口すら聞いてくれなくなった
幼い時に離婚した両親
母親と一緒だったものの
夜の仕事をしていた母とは話す機会もなかった
それどころか男を連れこむようになって
顔を見れば「何してるの？」「邪魔」
の繰り返しだった
そんな時だった、流星にあったのは
流「初めまして、どしたん？元気ないやん」
そんな心配をしてくれる人は初めてだった
そんな流星だったから心を開いたのかもしれない
流「おらんくていい人なんて絶対おらんよ」
そう言ってくれた流星を今でも覚えてる
だからなのかもしれない
重岡くんに遠回しに「邪魔」と言われた気がしたのは
流「A！大丈夫か？」
『え、、あー、うん』
流「あんま気にせんでええよ」
『うん、ありがとう』
流星なりに気を使ってくれてるんだ、きっと
私はこの日から望への気持ちに蓋をした
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しらたま(プロフ) - 今後の展開が楽しみです…！！(*'▽') (2018年2月17日 0時) (
レス) id: 3f06c9748e (このIDを非表示/違反報告)
★ - 19【文面からでも望むの嬉しそうな顔が浮かぶ】→「む」いらないと思います… 面白いので、更新頑張ってください。 (2018年2月11日 21時) (レス) id: 9eec283ac6 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - はじめまして！全部読みました！すっごい面白かったです…！これからも応援してます頑張ってください(*'▽') (2018年1月13日 14時) (レス) id: 3f06c9748e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2018年1月13日 1時
