死神！盗聴器付けんな！

83...怖っ ページ34

｢他の仕事大好き人間さんに
頼んだらどうですか？｣

会長｢今夏休みだろ？｣

｢そうですよ？｣

会長｢だったら少しぐらいいいだろ。｣

｢良くないです。
乙女の青春は短いんですから。
水着も出来れば着たいし、
夏祭りだって行きたいんです！｣

会長｢こっちの海で遊べばいいだろ。｣

｢あーもう執拗いです！｣

会長｢...組織から消すぞ？いいんだな？｣

｢...ﾊﾊﾊｯ冗談ですよ？｣

会長｢だよな。という事で3日以内に来いよ？｣

｢え？さっき5日以内｣

ツーツーツー

｢切られた...仕事したくないでござる。｣



なーんて事があったから。

ちなみに今は、 持っていく物を準備中。

｢マジであの会長ふざけてやがる！
組織から消すって、
実質この世から消すくせに！
イケメンで金持ちで頭良くて
時々優しいってだけのくせに！
ギャップ萌えするんじゃボケ！


...めっちゃ褒めてるやん。
ダメだ。
1人でいると自分でボケて自分でツッコむという
すっごい虚しい事になる。
しかも大して面白くないし。



よし！これでOK！
それじゃあ、行きますか...｣




ロサンゼルス国際空港
｢着いちゃった...
っていうか、仕事ってなんだろ。｣

会長｢久しぶりだな。｣

｢...え?!会長?!なんで?!｣

会長｢なんでも何もない。何がおかしいんだ。
外国から仕事をしに来た女子高生を、
送りに来た。ただそれだけだ。｣

｢えーなんか怖っ...｣

会長｢何が怖いんだ？あ？言ってみろ。｣

｢いえ、なんでもないです。はい。｣

会長｢無駄口たたいてないで、さっさと来い。｣

｢はぁ〜い。｣





｢で、私は何をすればいいんですか？｣

会長｢mirageって知ってるか？｣

｢あー、
セキュリティがめちゃくちゃ強化されたって
有名な会社ですよね？
元々結構高かったのに。｣

会長｢そう。そのmirageなんだが、
そこにハッキングして、情報を盗んで欲しい。｣

｢無茶言わないでくださいよー。
私より有能な人に言ってみたらどうですか？
リアムとかノアとかいるじゃないですか。｣

会長｢ダメだ。｣

｢なんでですか？
もしかして、拒否られました？｣

会長｢あぁ。｣

｢だからって私に振らないで下さいよー！
なんで2人がダメで
私がいいと思ったんですか？
意味わかんないんですけど？｣

会長｢だったらお前がアイツらに頼んでこい。｣

｢えー...
どこにいるか知らないし...｣

会長｢電話すればいいだろ。｣

｢あーもう！分かりました！
やりますよ！やればいいんでしょ！｣

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