初恋の味はとても辛くて 2 (ページ3)

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廉「A帰ろー」

「うん」

放課後、いつも通り一緒に帰る

校門をでると、1台のリムジンが止まっていた

私は直ぐにそこに誰が乗っているか分かった

「…お父様…」

廉「え？お父さん？」

あの車は絶対父のもの

これって結構やばいよね

車からでてきた父は私のところへやってきて

父「A、今日からお前は車通学だ」

そういった

そして廉のことを見て言う

父「あなたは…どこの財閥の方で？」

父の神経を疑った

この私立高校に財閥の子なんて私しかいない

それを承知で父は私をここに入れたのだ

廉「あ、えっと…」

父の一言は廉にとって嫌味でしかなかった

お前と娘は住んでいる世界が違う

お前なんかが手にできるような女ではない

「お父様、廉とはお父様が思っているような関係ではありま…」

父「お前には聞いていない
黙っていなさい」

廉「普通の一般的な家庭で育ったので財閥とかでは…」

廉の答えに対して父は笑顔で

父「やはりそうか」

といった

父は本当は廉にこう言いたかったんだと思う

“もう娘に近づくな”って